独自ドメインを設定するためのTXTレコードをNotionAIに作らせてみた

独自ドメインを設定するためのTXTレコードをNotionAIに作らせてみた

NotionAIを気軽に使ってみるアドベントカレンダーの3日目です。独自ドメインをサーバに設定する時に毎回面倒なのがTXTレコードの設定です。値をAIに質問して生成することはよくありますが、一時セッションではなく永続記録としたい場合にはNotionAIの出番です。
Clock Icon2024.12.03

NotionAIを気軽に使ってみるアドベントカレンダーの3日目です。

NotionAIの生成するテキストには独自の特徴が豊富に含まれています。このことは、特定の規格に従ったフォーマットでの出力を期待することが難しいということを意味します。

とはいえ、ある程度確立された規格であれば十分な出力を得られます。プライベートでITインフラを扱う際に避けて通れない、かつ設定に苦労しがちな代表例として、独自ドメインの設定時に必要なTXTレコードの生成を試してみましょう。

生成用データベースの作成

独自ドメインをパラメータとして設定するためのデータベースを作成します。今回はドメインを指定できれば十分なので、シンプルな構成にします。

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TXTレコード生成指示

以下の指示をAIに出してみましょう。

発行した独自ドメインを追加するためのTXTレコードを生成して


以下のTXTレコードをDNSの設定に追加してください:

タイプ: TXT
ホスト: @
値: "v=spf1 include:_spf.example1.com ~all"
TTL: 3600

この設定により、ドメインの所有権が確認され、メール送信の認証が可能になります。

注意事項:

  • TTLの値は環境によって異なる場合があります
  • DNSの反映には最大72時間かかる場合があります
  • 設定後、正しく反映されているか確認することをお勧めします

設定が完了したら、DNS設定の伝播を待ってから次のステップに進んでください。


生成する度にやや文面は変わってくるものの、注意事項まで含んでの出力は想定外でした。設定するサービスによって記述方法が異なってきますが、おおよそはカバーできるはずです。

あとがき

AIを使用する際の課題の1つは、出力フォーマットの一貫性が完全には保証されないことです。しかし、今回のTXTレコードのような短く単純なフォーマットの場合、AIの出力のばらつきは最小限に抑えられます。

本文を開く手間を省く場合は、AIプロパティに指示を入れておくとよいでしょう。プロパティの更新だけで反映されます。ただし、TXTレコードの値に対してドメイン用プロパティが参照されるとは限らない点だけ注意しましょう。

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